数学ソフトウェアとフリードキュメント 34
- 2023年3月14日(火) 午後13:00〜16:10
- 中央大学後楽園キャンパス6号館3階6302教室
- Twitter ハッシュタグは #msfd34 です.
- 対面参加を基本としますが,事前参加登録をされた方には試験的にZoom接続情報を提供いたしました.
- 参加者数42名
組織委員会
- 野呂正行 (立教大学)
- 高山信毅 (神戸大学)
- 濱田龍義 (日本大学/OCAMI)
- 横山俊一 (東京都立大学)
後援
講演予定者(50音順)
- 梅田裕平 (富士通株式会社)
- 照井章 (筑波大学)
- 藤本光史 (福岡教育大学)
プログラム
- 13:00〜13:50 “サービスツールとしての 数学と量子とAIと”, 梅田裕平 (富士通株式会社)
- 14:10〜15:00 “計算数学のための統合webアプリケーションCoCalcとそのオンライン授業での利用”, 照井章 (筑波大学)
- 15:20〜16:10 “WebAssemblyを用いた数学ソフトウェアのWebアプリ化”, 藤本光史 (福岡教育大学)
概要
- 13:00〜13:50 “サービスツールとしての 数学と量子とAIと”, 梅田裕平 (富士通株式会社)
- 近年AIや量子コンピューターといった先端技術は目覚ましく発展しています。その一方で先端技術は一般的なユーザーの観点からは非常に難解であり、専門家以外では容易に使いこなすことができないといったことが起こります。先端技術が世の中に普及していくためには、実際の専門家ではないユーザーがサービスとして容易に使いこなせるようになることは重要な課題です。本発表では、それらの解決に向けた富士通の取り組みの一部を紹介します。
- 14:10〜15:00 “計算数学のための統合webアプリケーションCoCalcとそのオンライン授業での利用”, 照井章 (筑波大学)
- CoCalc は計算数学のための統合webアプリケーションです。数式処理システムSageMathを中心に、種々のプログラミング言語の開発環境や文書処理システムLaTeXの環境を備えるほか、LMS(学習管理システム)の機能も備えています。本講演では、CoCalc の主な機能を紹介するとともに、コロナ禍の下、筑波大学理工学群数学類で実施した計算機数学のオンライン授業における CoCalc の利用例を紹介します。
- 15:20〜16:10 “WebAssemblyを用いた数学ソフトウェアのWebアプリ化”, 藤本光史 (福岡教育大学)
- 最近のWeb技術の発展はめざましく、多くのアプリがWeb上で動作するようになっている。一方、既存の数学ソフトウェアにはCやC++で開発され、プラットフォーム依存のものが多く、それらのWebアプリ化が今後の課題である。講演では、2022年10月に出版された書籍「数学ソフトウェアの作り方」の概要を紹介するとともに、WebAssemblyを用いてCやC++で開発された既存の数学ソフトウェアをWebアプリ化する手法について解説する。
資料