数学ソフトウェアとフリードキュメント 33
- 2022年3月27日(日) 午後15:30〜18:10
- Zoomミーティングを利用しました.
- Twitter ハッシュタグは #msfd33 です.
- 終了後に講演者を交えて懇親会を開催する予定です.
- 参加者数:30名
組織委員会
- 野呂正行 (立教大学)
- 高山信毅 (神戸大学)
- 濱田龍義 (日本大学/OCAMI)
- 横山俊一 (東京都立大学)
後援
講演予定者(50音順)
- 軸丸芳揮 (九州大学IMI)
- 田中覚 (東京都立産業技術高等専門学校)
- 松井秀俊 (滋賀大学)
プログラム(検討中)
- 15:30〜16:10, “NZMATH 3.0”, 田中覚 (東京都立産業技術高等専門学校)
- 16:30〜17:10, “吊り下げ曲面に関する数学と建築の連携研究紹介”, 軸丸芳揮 (九州大学IMI)
- 17:30〜18:10, “滋賀大学データサイエンス学部の取り組み”, 松井秀俊 (滋賀大学)
概要
- NZMATH 3.0, 田中覚 (東京都立産業技術高等専門学校)
- NZMATHはPythonで開発された数論計算ライブラリである. すべてのプログラムコードがPythonのみで記述されているため, 代数的整数論の学習にも最適である. 今回のリリースでPython 3に正式対応することを受け, 簡単なチュートリアルを含めつつ紹介する.
- “吊り下げ曲面に関する数学と建築の連携研究紹介”, 軸丸芳揮 (九州大学IMI)
- サグラダ・ファミリアの設計で有名なアントニ・ガウディは,自重で釣り合う形状を上下反転させてできる形状の屋根構造への応用を提案した.これらは吊り下げモデルと呼ばれ,力学的に優れた特性を示すが,応用上有効な数学的定式化は知られていない.本講演では,吊り下げ曲面の数学的定式化と数値解析に関する研究を中心に,建築曲面設計へのMATLAB, Rhinocerosなどのソフトウェア活用事例を紹介する.本研究は,横須賀洋平准教授(鹿児島大学)との共同研究に基づく.
- 滋賀大学データサイエンス学部の取り組み, 松井秀俊 (滋賀大学)
- 滋賀大学は2017年に日本で初めて統計学を専門の1つに据えたデータサイエンス学部を設立した.データサイエンス学部では,企業との共同研究をはじめ,データサイエンス普及のためのさまざまな活動を行っている.本発表では,本学部でのデータサイエンス教育および産官学連携の取り組みについて紹介する.