数学ソフトウェアとフリードキュメント XVII

会場

日程

  • 2013年9月23日(月, 祝) 13:00 – 18:00

組織委員会

  • 野呂正行(神戸大学理学部/JST CREST
  • 高山信毅(神戸大学/JST CREST)
  • 濱田龍義(福岡大学理学部/JST CREST/OCAMI)

後援

  • 日本数学会情報システム運用委員会

参加者

  • 約20名

講演者

  • 斎藤睦夫(広島大学)
  • 高沢光彦(東京工業大学)
  • 橋本竜太(香川高等専門学校)
  • 山下章夫(龍谷大学)

プログラム

  • 13:00–13:50 “Maxima による経済・経営分析” 山下章夫(龍谷大学)
  • 14:00–14:50 “授業用資料,紙媒体にて定期刊行中です。” 橋本竜太(香川高等専門学校)
  • 15:10–16:00 “TSUBAME を使った大規模並列計算” 高沢光彦(東京工業大学)
  • 16:10–17:00 “MTToolBox で $F_2$線形疑似乱数生成器を作る” 斎藤睦夫(広島大学)

概要

  • 13:00–13:50 “Maxima による経済・経営分析” 山下章夫(龍谷大学)

本報告では,数式処理システム,Maximaを,ミクロ経済学の教育や研究に適用した例を紹介する。過去6年間,私は経済モデルの均衡解(または最適解)を計算するために,Maximaを使用してきた。本報告では,Maximaの記号計算の例を示したい。1. はじめに 2. 経済学の分析方法 3. 効用最大化の静学モデルと動学モデル 4. おわりに

  • 14:00–14:50 “授業用資料,紙媒体にて定期刊行中です。” 橋本竜太(香川高等専門学校)

講義用にプリントを作って配布している教員はたくさんいらっしゃることでしょう。 高専数学教育の現場の話を交えながら,定期刊行という形式にこだわっている私の実践例を,TeX の利用という観点から紹介させていただきます。

  • 15:10–16:00 “TSUBAME を使った大規模並列計算” 高沢光彦(東京工業大学)
  • 16:10–17:00 “MTToolBox で $F_2$線形疑似乱数生成器を作る” 斎藤睦夫(広島大学)

ここでは暗号目的の疑似乱数生成器は除外し、科学技術計算シミュレーションに使用される疑似乱数生成器について述べる。実用的な疑似乱数生成器に要求される性能について述べ、二元体($F_2$)に基づく疑似乱数生成器の優位性を説明する。メルセンヌツイスタなどの疑似乱数生成器の開発の概略を説明し、疑似乱数生成器を作るためのツールMTToolBoxを紹介する。後半は主にMTToolBoxの使い方を説明する。